出典:楽天市場(画像をクリックすると販売ページが開きます)
こんにちは!
ブランド腕時計バイヤーの
いのえー です。
今日は...

ダニエルロートの
マスターズ クロノグラフ / 247.X.40を紹介します!
このモデルの心臓部であるムーブメントについて、歴史や仕組みをより詳しく知りたい方は、エル・プリメロ完全ガイド:伝説と呼ばれる理由と歴代キャリバー解説をご覧ください。

ダニエルロートのマスターズクロノグラフ、リファレンス247.X.40は、1990年代の独立時計師ブランド黎明期における美学と、ゼニス社の伝説的なクロノグラフムーブメントが融合した歴史的重要性の高いモデルです。この個体の最大の特徴は、円形と長方形を組み合わせた独自のダブル・オーバル(ダブル・エリプス)ケースにあります。天才時計師ダニエル・ロート氏がブレゲの再興を主導した後に自らのブランドで確立したこの意匠は、一目でそれと分かる独創性と、手首に沿うエルゴノミクスを両立させています。

内部に搭載されているキャリバー400は、毎時3万6000振動を刻むハイビート仕様の自動巻きクロノグラフです。当時、ゼニス社が他社へエル・プリメロを供給するケースは極めて限定的であり、ロレックスのデイトナやパネライ、タグ・ホイヤーなどの一部の名門のみが許された特別な供給体制の中にダニエルロートも含まれていました。本個体のムーブメントには、ロート氏の基準に準じた細やかな装飾が施されており、量産型のゼニス製品とは一線を画す高級機としての風格を備えています。

文字盤には、フランスの伝統的な技法であるギョーシェ彫りが施されており、垂直方向のストライプが光の反射を制御しつつ、グレーとシルバーのツートーンが視認性を高めています。インデックスにはローマ数字が配され、ブレゲ譲りのクラシカルなデザインコードが色濃く反映されています。1995年から2000年にかけての「アワーグラス」社所有期間に製造されたこのシリーズは、現在のブルガリ傘下での再始動に伴い、独立時計師時代の純粋な設計思想を体現する個体としてコレクター市場での評価を再確立しています。

中古で本個体を購入する際には、ダニエルロート特有の多層構造を持つケースコンディションを細部まで精査してください。また、文字盤のギョーシェ彫りは修復が極めて困難であるため、湿気による変色や針との接触跡がないかをルーペで確認することが必須です。

はい、いかがだったでしょうか?
今日は
ダニエルロートのマスターズ クロノグラフ
を紹介してみました。
それでは、また次回の商品紹介でお会いしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!

この時計についての補足・指摘

誤りの指摘や仕様違い、年代情報などがあればぜひお寄せください。内容は確認のうえ反映します。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA